その瞬間は素に戻る♪  うきぞう絵日記その34

  “ウキャッッッ! ウキャキャキャー! ウギャッキャ! ウホーッッッ!

   ガフフー! ムキキキキキキィィィー! ウキャキャー! ウッキ!”

 狂乱の熱気が渦巻く、異様な緊迫感の中にあっても、

 バナナ食べる瞬間だけは素に戻るもんで、ね♪

 それは百戦の勇であろうとも同じ。

 所詮は猿の子、バナナの美味さにゃ抗えるわけもなく♪

 こんな光景を見るとうきぞうもほっといたしやす♪ 競技に没入してすっかり性格が変わっていようとも、みんなやっぱりお猿なんだ、ってねっ!

 てなこって、

 うきっ! うきぞうでござんす!

 今日の一枚は、運動会種目の中でも激しさのトップクラス! 「バナナの皮入れ競争」でありまっす!

 人間界で例えやすと、はい、「玉入れ」でござんすね♪

 そちらさんじゃお手玉つかうようでやすが、こっちじゃ、選手がその場で食べてこさえたバナナの皮を、籠に投げ入れるって寸法で♪

 何より最大の違いってえますと、籠が移動する、って点でござんしょうねえ。肩車をして一段高くなった “籠猿(通称)” の頭上に据えられた籠めがけ、バナ皮を投げ入れてって入った数の多さで勝敗を決める競技でやすが、難しさの極みが、


   ☆ “籠役は逃げまくってよし!” って点♪☆彡


 決められたフィールド内ならば、地面の上は勿論のこと、高いところへ昇ったって構やしない! 但し転倒したり、肩の上のお猿が落っこちたり、上下役が分離して個別に逃げたり、ってのはペナルティの対象でやして、10秒間、動くことを禁止されっちまう。

 チーム対抗競技でして、投げる側はチーム全員で、対する籠役は相手チームからの選抜メンバー2名にて構成され、そりゃあ花形プレイヤーじゃないと務まらない過酷な役割! うきぞうなんざ頼まれたって絶対引き受けたくないポジションでやす(ま、頼まれやしませんが、ね)。

 対抗戦なもんで、籠役は飛んでくるバナ皮を払い除けても一向構いやせんが、一回籠に入ったもんを取り出したりすることは勿論ルール違反でやす。

 地面に落ちた皮で滑ったりすることも多々あります競技で、よほどの俊敏さがねえと話にならない。山を駆ける野生の頃を彷彿させる、まさにお猿によるお猿の為のお猿ならではの競技でありやすっ!

 ちなみに投げ入れるバナ皮は、補給所に山と積まれた生バナナから取ってきて、必ずその場で食べてこしらえた皮でないとルール違反となりやす。予めバナ皮をこっそり持ち込だりしたらその場で失格です。

 見分けはすぐにつきますからね、時間置いた皮は、真っ黒んなっててバレバレでやす。

 皮になろうとも、新鮮さが息づいておりやすから♪

 ある意味バナナの偉大さを讃える競技、ともいえるんでござんす、よっ!



(2009年10月15日18時22分初出。加筆修正して再掲載)


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